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丸山 智幸*; 千葉 敏
Physical Review C, 61(3), p.037301_1 - 037301_4, 2000/03
被引用回数:6 パーセンタイル:37.96(Physics, Nuclear)スケーリング法を用いてLandau質量とアイソスカラー巨大四重極共鳴状態の励起エネルギーの関係を導いた。次に相対論的多体理論の枠組みにより、Landau有効質量とDirac有効質量の両者を同時に計算し、その関係を明らかにした。相対論的多体理論における自己エネルギー項に運動量依存性を導入しない場合は、飽和密度で経験的に知られているDirac有効質量を合理的な値に固定するとLandau有効質量が小さくなりすぎて四重極共鳴のエネルギーを再現することは困難であった。しかし、自己エネルギー項に1-中間子交換過程から生じる運動量依存項を導入することにより、Dirac有効質量は不変に保たれる一方、Landau有効質量が顕著に増加し、そのために四重極共鳴のエネルギーが下がり両者ともに合理的な値となり得ることが示された。